広島市の水道水

※広島市水道局HP抜粋

広島市の水道水の美味しい理由

広島市の水道水は、そのほとんどが「太田川」の水です。
太田川は、西中国山地国定公園の冠山に源を発し、103キロメートルの長い旅を経て、瀬戸内海にたどり着き、流域面積は1,710立方キロメートルに及びます。

花崗岩の岩肌に磨かれた太田川の水は、都市化の進んだ中流域においてもその水質が良好であることから、
「美しい水環境を保っている」として環境庁(現:環境省)の「名水百選」に選定されています。

また、その清らかな水に支えられた広島市は、
厚生省(現:厚生労働省)が「水道水のおいしい都市」として選んだ32都市の一つとなっています。

水道水は軟水だから日本茶や日本料理が美味しく頂ける

軟水は、癖がなく素材のうまみが引き出しやすいことから、緑茶や日本料理に適しています。

(軟水と硬水について)

水の硬度(カルシウムとマグネシウムの量)により、軟水と硬水に分かれます。
一般的に硬度が0~100ミリグラム毎リットルのものを軟水、100ミリグラム毎リットルを超えるものを硬水と呼びます。

軟水は、癖がなく素材のうまみが引き出しやすいことから、緑茶や日本料理に適しており、硬水は、西洋料理、辛口の酒造り、ウイスキーの水割りに適しています。
日本の水は軟水が多く、日本人は軟水を好む傾向があります。

広島市の水道水は、硬度が概ね10~25ミリグラム毎リットル程度ですので、軟水になります。

更に美味しく飲むために

水道水は塩素で消毒されています。

広島市の水道水は、厚生省(現:厚生労働省)がまとめた「おいしい水の要件」をほぼ満たしていますが、よりおいしく飲んでいただくために様々なご提案をいたします。

▢容器のふたを開けたまま、水道水を5分程煮沸する
【注意】水道水の塩素がなくなると、細菌が繁殖しやすくなりますので、なるべく早く飲むようにしてください。

☑日本の水道水がそのまま飲める理由

日本の水道水には、安全検査項目が51種類も設定されています。検査項目とはたとえば、水中に含まれる細菌や鉄分、マンガンなどの物質項目のほか、「匂い」「色「味」など多岐にわたります。

ちなみに、市販されているミネラルウォーターの検査項目は18種類程度です。市販されているミネラルウォーターよりも、水道水の方がずっと厳しい検査を受けていることは、意外に知られていない事実なのではないでしょうか。

このように、日本の水道水は厳しいチェックにより、安全性や味を保証されたお水です。水道水を飲める国は世界に15カ国程度しかないといわれており、日本がそのうちの1つであることからも、日本の水道水の質の高さがうかがえます。